WappalyzerはWEBサイトで使われているCMSやカートシステム、アクセス解析ツールなどを調べることができるGoogle Chrome拡張機能です。
WEBディレクターなどはクライアントへの提案前に既存サイトや参考サイトの情報収集をするかと思います。
この拡張機能を使えばWEBサイトが利用している様々な機能をワンクリックで確認することができるようになり、調査時間の短縮につながります。
今回はGoogle Chrome拡張機能『Wappalyzer』の使い方と、調べられる機能を紹介します。
もくじ
Wappalyzerとは

Wappalyzerとは閲覧中のWEBサイトが使っているCMSやカートシステム、アクセス解析ツールなどをワンクリックで調べることができるGoogle Chrome拡張機能です。
調べられる機能数がとても多いことが特徴で、広告配信システム・WEBサーバー・OSなど、2018年1月現在で56の機能カテゴリー、1157のWEBアプリケーションのなかから利用している機能を確認できます。
筆者は主にWordPressなどのCMSを利用しているかどうかを調べる際に使用していますが、より技術的に高度な内容も調べることができるのでエンジニアにもおすすめの拡張機能です。
Wappalyzerの使い方
インストールの方法
ChromeウェブストアのWappalyzerのダウンロードページからインストールします。
※Firefoxにも対応しています。Safariなどその他のブラウザはブックマークレットを利用しましょう。
Firefox版Wappalyzerダウンロードページ
ブックマークレット版Wappalyzerダウンロードページ
WEBサイトの機能を調べる
拡張機能をインストールすると、ブラウザの右上にWappalyzerのアイコンが表示されるようになります。

この状態で機能を調べたいWEBサイトへアクセスするとアイコンが変化します。
SEOのブログではWordPressのアイコンが表示されます。

アイコンをクリックすると使われている機能の一覧が表示されます。

画像からもわかる通り『CMS』や『Analytics』などカテゴリーで分類されていて見やすいです。
調べられる機能の紹介
以下で筆者がよく調べる機能を紹介します。
すべての紹介はできませんが、興味のあるかたは公式サイトの一覧ページから確認することも出来ます。
CMS(サイト管理システム)
WordPress、Concrete5、Movable Type、Jimdo、Joomla、Wixなど、日本でも多くのユーザーがいるCMSをサポートしています。
Blogs(ブログシステム)
WordPressはもちろん、BloggerやTumblrなども確認できます。
Analytics(アクセス解析ツール)
主にGoogle Analyticsを利用しているかどうかの確認のために見ています。
Ecommerce(カートシステム)
日本ではASPのカートシステムが主流のためあまりサポートされているものはありませんが、EC-CUBE、Shopify、CS CART、Woo Commerceなどを確認することができます。
Font Scripts(WEBフォントツール)
Font AwesomeやGoogle Fontを利用しているかどうかを確認できます。
(オプション)機能のシェア率を確認する
補足ですが、拡張機能の公式サイトから各機能カテゴリーごとのシェアランキングをみることができます。
CMSカテゴリーではWordPressが全体の76.7%で圧倒的なシェアです。

あくまでWappalyzerで対応しているアプリケーションのみのランキングですが結構参考になると思います。
興味のある方は覗いてみてくださいね。
まとめ
今回は閲覧中のWEBサイトが使っているCMSやカートシステム、アクセス解析ツールなど様々な機能をワンクリックで調べることができるGoogle Chrome拡張機能『Wappalyzer』を紹介しました。
WEBディレクターやエンジニアは提案書の作成や作業着手する前にクライアントや競合のサイトを調査する機会があると思います。
正確な情報はクライアントへヒアリングするとしても、事前にある程度の情報があったほうがスムーズに進みやすいというケースは多いはずです。
Wappalyzerを導入して情報収集の時間短縮を目指しましょう。
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